#author("2022-09-18T03:19:55+09:00","michiro","michiro")
顔認証付きカードリーダーの早期取得が厚労省から日本医師会に依頼されている
オンライン資格確認の原則義務化に向けた国の圧力が益々アップ
顔認証付きカードリーダーを単なるオブジェとして置いておいてもいいのかなと思ったりしたが、
とりあえずはマイナンバーカードで顔認証できるところまでやってみようと決心した。
ADSLから光回線へ、オンラインレセプトもIPv6環境へ
今までやった事、これからやる事をここにまとめておく
**光回線 [#x2ca1252]
[[オンライン資格確認等システム接続ガイド:https://www.iryohokenjyoho-portalsite.jp/download/docs/onshi_nw_setsuzoku_guide.pdf]]
v6オプションとお客さまID(回線ID)が必要 これだけ
ルータ設定の記述があるが不要。端末のPCで設定
**IPv6対応のルーター [#b720802d]
[[バッファロー WiFi 無線LAN ルーター WSR-1166DHPL2/N:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B086WDY9XS/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1]]を購入した。
[[こちら:https://karte-m.cocolog-nifty.com/free/2021/10/post-c7f7f1.html]]で利用され、設定方法が記載されていたので。
既存のルーターと交換する場合は新規ルーターのIPアドレスを既存のルーターと同じものにする。PCとルーターだけを接続して設定画面から変更
PPPoEでIPv4接続IPoEでIPv6自動接続となる
その他、IPv6接続方法、ファイアーウォール設定などのルーター設定は[[こちら:https://karte-m.cocolog-nifty.com/free/2021/10/post-c7f7f1.html]]
**オンライン資格確認端末用PC [#e031a699]
推奨は[[Windows 10 IoT Enterprise搭載マシン:https://www.mouse-jp.co.jp/store/e/ea1040700/]]だそうだが、これはWindows10のサポート期間が長いバージョンなんだそうだ。
Windows10proでOK
新しいPCではWindows11にしてくださいとうるさいので、Windows11非対応の古めのPCのほうが良い。
WiFiのついているノートPCがよい。
端末PCの設定も[[こちら:https://karte-m.cocolog-nifty.com/free/2021/10/post-c7f7f1.html]]
IPv4をオフにするのでインターネットにはつながらない。
ついでに
イーサネット(Wi-Fi)のプロパティ画面の「構成」をクリック 電源の管理タブを開き、電源の節約のために、コンピューターでこの電源をオフにできるようにするのチェックを外す。これで接続が突然切れることがなくなります。
接続先 https://www.lineauth.mnw に接続して
[[オンライン資格確認等システム接続ガイド:https://www.iryohokenjyoho-portalsite.jp/download/docs/onshi_nw_setsuzoku_guide.pdf]]のP20記載の「4.FAQ」Q8のようになれば
回線、ルーター、PCの準備完了です。
プリンターをつなぐなどでIPv4オンにしたい場合は
こちら[[オンライン資格確認端末のIPv4を設定する:https://karte-m.cocolog-nifty.com/free/2021/11/post-229652.html]]
IPv4を固定IPアドレス(例192.168.0.57)で設定し、デフォルトゲートウェイとDNSサーバーは空欄にする
**医療機関向けポータルサイト [#bc9e87c2]
[[こちら:https://www.iryohokenjyoho-portalsite.jp]] にログインして、
・オンライン資格確認利用開始・変更申請から登録します。
登録には回線のお客様番号が必要となります。
登録完了すると接続先 https://www.lineauth.mnw に接続すると
回線認証済みとなります。
・電子証明書発行申請を行います。
数日で書留で電子証明書ダウンロードサイトリクエストIDとダウンロードサイトリファレンスIDの記載された文書が届きます。
・顔認証付きカードリーダー申込
**なんちゃってベンダー [#wfc9600f]
オンライン資格確認の接続を行うために何個か必要なファイルがあり、専用サイトからダウンロードする必要があります。この専用サイトのアカウント登録には、1週間くらいの時間がかかるため、前もって登録しておくことがおすすめです。
専用サイト:[[医療機関等ONS:https://vendorons.service-now.com]]
「アカウントの発行を希望される方」クリック
「医療機関・薬局様はこちらをクリック」
でメールのやり取りが完了すると登録となります。
**電子証明書 [#aa87444d]
[[電子証明書をダウンロードする:https://karte-m.cocolog-nifty.com/free/2021/10/post-31f089.html]]
[[オンライン請求ネットワーク関連システム共通認証局ユーザーマニュアル:https://www.iryohokenjyoho-portalsite.jp/download/docs/f2df05470480ff23bde5bbc14f8c0edf.pdf]]
MPKI クライアントインストールもやっておきます
*資格確認端末のセットアップ [#j0dc14f0]
1.[[医療機関等向けセットアップ手順書(資格確認端末編)_1.27版(PDF:10.1 MB):https://www.iryohokenjyoho-portalsite.jp/download/docs/setup_shikaku.pdf]]
2.[[医療機関等向けセットアップ手順書_別紙トラブルシューティング_1.13版(PDF:8.3 MB):https://www.iryohokenjyoho-portalsite.jp/download/docs/setup_shikaku_trouble_shooting.pdf]]
2にMicrosoft Edgeのインストールについての記載がありますが、Windows10 proにはインストール済みです。
推奨のWindows10 IoT Enterprise 2019 LTSC 64bit版 -Windows10 Enterprise 2019 LTSC 64bit 版にはMicrosoft Edgeのレガシー版が入っているのでしょうか?
1を順番に実行して行きます。
1) ユーザーアカウント
ユーザー名 OqsComApp 限定
パスワード 必ず設定すること
パスワードをなしにすると他のパソコンから共有ホルダーにアクセスできなくなる。
2) ブラウザ(Microsoft Edge)を設定する
.NET Framework4.8もWindows10 pro にはインストール済み
Windowsの設定 アプリ 右のプログラムと機能 Windowsの機能の有効化または無効化をクリック
.NET Framework4.8は一部有効となっているので + をクリックしてすべての項目にチェックを入れる
.NET Framework3.5もすべて有効化しておく
ブラウザ拡張ツールを実行します
OQSFaceApp.msiをなんちゃってベンダーゲットしてインストール
3) Windowsの設定を変更する(配信アプリケーション準備等)
プロキシサーバーの設定は行わない(とりあえず)
再起動スケジュールの設定、WindowsUpdateの自動化の設定は行わない
WindowsUpdateのアクティブ時間の設定について、WindowsUpdateを自動ではなく手動にすれば良いだけなので
ローカルグループポリシーエ ディターの説明のところの、自動更新を構成するで、「無効」を選択すれば手動になる。
4) 顔認証機器利用のための設定をする
C:\OQS\face フォルダの共有設定をすることで他のPCからアクセスできるようになる。
macからもサーバーへ接続を使って
smb://192.168.0.57/faceに
ユーザー名 OqsComApp
パスワード で接続できる
//[[Canon Hi-CARA:https://canon.jp/business/solution/ht-mobile/lineup/edge/hicara]]が届いてから
5) 連携アプリケーションをインストールする
しない(とりあえず)
8) アカウントを作成する
[[オンライン資格確認等システムへログインする:https://karte-m.cocolog-nifty.com/free/2021/10/post-2a1783.html]]
10) 顔認証機器を設定する
[[Canon Hi-CARA:https://canon.jp/business/solution/ht-mobile/lineup/edge/hicara]]が届いてから設定の予定
[[顔認証端末を導入し、マイナンバーカードでの資格確認ができるようにする:https://karte-m.cocolog-nifty.com/free/2021/11/post-61393e.html]]によると、
顔認証端末で正しく資格確認処理が終了すると、資格情報がダウンロードされてきます。これを確認してみましょう。
資格情報は「C:\OQS\face」フォルダにダウンロードされます。
「OQSsiquc01res_face_xxxxxxxxxxxxxxxxxxx_20211111121903.xml」みたいなファイルがダウンロードされてきます。
オンライン資格認証とは資格情報のxmlファイルを「C:\OQS\face」フォルダにゲットする、ただこれだけの事です。
ここまでできていれば、厚労省に文句言われることはないと思います。
レセコンや電子カルテとの連携でこのxmlファイルを利用してやろうということですが、面倒くさそうです。
この連携で自動的にマイナンバーカードからレセコンに保険証番号が入力されたとしても、
保険請求に必要なのはマイナンバーではなくて保険証番号なので必ず確認が必要になります。
確認するのとレセコンに番号を手入力する手間は大差ないと思うのですが。