USB-ORCA の履歴(No.2)


開発スケジュール によるとUSB-ORCAが開発されている。
USBメモリーと外付けのUSB-HDを接続するらしい。
2つのdeviceを接続するのは面倒なので、USBメモリー単独にlennyのインストールを試みたが、 USBメモリーは読み込み速度はそこそこだが、書き込みが非常に遅い。このためUSBメモリーへのインストールは諦め、USB-HDへのインストールを試みた。

USB(HD)-ORCAのインストール

余った古い3.5inchATA-HDを2000円程で購入したHDケースに入れてUSB-HDとして利用した。
音のでなくなったノートパソコンdell INSPIRON700mにUSB-HDを接続してlennyをインストールした。
今回は名刺サイズの CD イメージ http://cdimage.debian.org/cdimage/lenny_di_beta2/i386/iso-cd/debian-LennyBeta2-i386-netinst.iso を使った。

lennyインストールの注意点

grubのインストールに少しテクニックがいるので壊れても良いパソコンを使ってインストールしてください。
grubブートローダのインストールのところで

マスターブートレコードにgrubブートローダをインストールしますか?

には必ず

いいえ

を選んで、ブートローダを

/dev/sda

にインストールする。

はい

を選んでしまうと

/dev/hda

にブートローダがインストールされてしまい起動できなくなる。
誤ってマスターブートレコードを書き換えてしまった場合は、USB-HDをはずしてlennyインストールCDで起動して、rescueモードを選択すると修復できる。

インストールが完了し再起動後のgrubメニューでエラーが出る。

root		(hd1,0)

となっているためで、

root		(hd0,0)

に変更すると起動できた。 起動後、

/boot/grub/menu.lst

の記述も(hd0,0)に変更しておく。

lennyORCAのインストール

lennyinst42.shで問題なくインストール完了、ORCAが起動した。

USB-HDをノートパソコンからはずして他のデスクトップパソコンに接続して、USB-HDから起動すると無事ORCAが起動した。