町医者の日記/2022-08-21
「全数把握」見直し私案†
第7波は予想通り遷延化してきました。
第6波のピーク時で保健所業務、全数把握は完全に破綻していたのに当時と全く同じ対応で収束を待っている状態です。
現場負担増の元凶「ハーシス」入力中止なぜ決断しない 加藤厚労相それでも“後ろ向き”答弁
コロナ発生届けを廃止
使われない不要なデータの入力は意味がない。
発熱外来終了時に当日のサマリーを保健所に送る
内容は
年代別の検査人数と、陽性者数
これだけ
中等症重症者数は入院患者で調べればよろしい。
ワクチンには「感染予防、発症予防」の効果はないのだからワクチン接種歴の聴取も不要。
ワクチン接種歴も入院患者で調べればよろしい。
なぜ発生届を出さなければならないか†
2類指定だからです。発熱外来を開設すると補助金、保険点数上乗せが得られます。
発熱外来で発生届をださないと法律(感染症法)違反として厚労省の指導がはいります。
だからやめられない。
アメリカのコロナ外来†
夏休みで帰国中の家族にアメリカの情報を聞いてみた。
両親が帰国前にコロナ感染した。日本で言う発熱外来はERが行う。
陽性となると抗ウィルス薬を渡されて自宅療養になったそうだ。日本のような混乱はなかったとのこと 。
日本にはERはあっても圧倒的に数が少ない。
アメリカはコメディカルが可能な業務が日本と違い多い。
日本では何でもかんでも医者。これは医師会が悪いと揶揄されているが、全ての責任を医者に押し付ければ安心という見方もある。
何でもかんでもアメリカが良いわけではないが、コロナ騒動で日本の医療制度の欠陥が浮き彫りになっていると言える。
首相がコロナ感染†
これで2類解除は絶望的
医療現場の混乱は続きます