町医者の日記/2021-12-12
韓国と日本†
日本海を挟んではいますが日本と韓国はお隣さんです。
日本はコロナが沈静化していますが、韓国は大流行で大変な状況が続いています。
今までのコロナ新規感染者数と死亡者数の累計(人口100万人あたり)を見てみましょう(札幌医大データ)。
累積数は新規患者数も死亡者数も韓国より日本の方が多いことがわかります。
欧米は韓国日本エリアより圧倒的に多いこともわかります。
累積数は何を意味するのか。
コロナウィルスに暴露されたエリアに住む人の感染し易さ、重症化し易さを意味すると思われます。
圧倒的に欧米諸国の方が感染し易いことは明らかです。
韓国と日本、累積数が欧米に比べて少ないのはこのエリアが感染しにくいエリアだと言うことは明らかです。
では、韓国と日本の違いは何か。
韓国は10月31日までロックダウンに近い厳しい規制を行っていました。
日本は何回か緊急事態宣言を繰り返しましたが、韓国に比べると緩々な対策でした。
Googleで韓国と日本のコロナ統計情報を見てみましょう。
韓国ではコロナワクチン2回接種完了者が70%を超えたことを根拠に11月1日からウィズコロナが開始となりました。
ロックダウンに近い規制でウィルス暴露(感染)の機会は減らすことに成功しました。ワクチン接種完了を待てば、ワクチン効果で規制解除すると新規感染者数は増えないはずでした。
が、しかし規制解除(ウィズコロナ)政策で、現在の韓国は日本の第5波の状況になっています。
このことから言えることは、
1) ロックダウンのような規制をしても規制当初は良くても結局感染爆発を起こしてしまう。
2) ワクチンは効いているとは言い難い。
偶然できた日本の緩々コロナ対策が最善の一手だったのでしょう、結果的に。日本に生まれて良かったとポジティブシンキング。
日本の第5波の収束はワクチン効果ではないようなので、3回目のワクチン接種は様子を見てから打つ打たないを決めたら良いでしょう。
副反応の状況を自分の目で確かめることも必要です。
3回目の接種はされないようです。
・なぜ日本人はデータを使ってコロナを正しく把握できないのか 政府もメディアも“お祭り”に加担(デイリー新潮)
「データを使って自分の頭で事実を把握しようとしない日本の政府、報道機関、国民の悪いところなのだと思います。」
その通りだと思います。
南アフリカ†
Googleで南アフリカのコロナ統計情報を見てみましょう。
ワクチン2回接種完了者は25.8%(12月10日時点)。
新規感染者数は15,000人と増えていますが死亡者数は20人前後と全く増えていません。
ほとんどオミクロン株に入れ替わったという情報もありますので、
新型コロナはオミクロン株への変異で普通の風邪コロナと同等のウィルスになったとい言えるかもしれません。