町医者の日記/2021-09-18
新型コロナ感染症は自己免疫疾患である†
感染したコロナウィルスのスパイク蛋白が引き起こす自己免疫疾患(膠原病など)といえる。
症状のどこからが自己免疫疾患なのか
くしゃみ、鼻水、咽頭痛は風邪症状で、自己免疫症状ではない。
肺炎や血栓症は自己免疫症状と言える。
味覚障害、嗅覚障害は?
自己免疫疾患ならステロイド療法がファーストチョイスになります。
デキサメサゾンが有効なのも納得できます。
いつからステロイドを開始するかが鍵になります。
風邪にステロイド。よく効くという先生が昔よくいました。ヤブ医者と軽蔑されていました。
ステロイドは両刃の剣といわれ、炎症は強力に抑えるが感染症には無防備になると言われています。
ヤブ医者先生が風邪にステロイドで細菌性肺炎になったという話は聞きません。
新型コロナ感染症に早期のステロイド投与はヤブ医者先生を名医にするかもしれません。
またまた脳内妄想。
僕が医者になった40年前は気管支喘息にステロイド治療は最終手段で安易に使ってはいけないと言われていました。
その後気管支喘息の本質は気道の炎症により起こる気管支の痙攣ということになり、痙攣を抑える気管支拡張剤は補助で、炎症を抑える吸入ステロイドが治療のファーストチョイスになりました。吸入ステロイドのおかげで今では小児を含め入院を要する気管支喘息の患者さんが激減しました。
新型コロナ感染症と気管支喘息。何か似ているように思います。