町医者の日記/2021-01-19
新型コロナ、10年後は普通の風邪 米大学研究チームが試算†
https://news.yahoo.co.jp/articles/2da4c481124c82318c9e68c61d886b114ed0f39d
「今回、研究チームは、4種のヒトコロナウイルスと同様の特性を新型コロナも持つと仮定。若いうちに感染すると軽症で済み、再度感染しても重症化しにくいと考えた。現在、世界的に重症者が相次ぎ死者も増えているのは、高齢になってから初めて感染していることが主な要因という。」
風疹、水痘、おたふくかぜ等、大人になって罹ると重症化することが多いので、説得力ありそうな説。
以下町医者の記憶とエビデンスなしと言われそうな勝手な考察。
子供の頃の高熱を出した時の記憶。ウスターソースの匂いが刺激臭に感じられると決まって高熱が出た。嗅覚異常、これは従来型のコロナウィルス感染だったかもしれない。この時の交差免疫(交差反応性)で新型コロナへの免疫があるのかも。長年多くのインフルエンザの患者さんを診ているが味覚異常、嗅覚異常を訴える人はほとんどいない。
町医者の大事な仕事の一つは風邪やインフルエンザを診ること、即ち毎日感染(発症ではない)するということ。町医者になって27年、開業最初の冬にインフルエンザになって以来ワクチンを打たなくてもインフルエンザにかかったことがない。時々鼻かぜはひくが。
毎日の感染が町医者の免疫力維持に絶大な効果あると思われる。
第1波でクラスターの発生したある病院の状況。整形外科医が新型コロナ発症。重症化するも軽快。医師休憩室が原因と推測されるクラスター発生。外科系数名の医師の感染が確認された。内科系医師の感染はなし。風邪を診る機会の少ない外科系医師は感染の可能性が高いと思われる。