町医者の日記/2021-01-08
ウィズコロナはどこへ行った†
2度目の非常事態宣言が発出された。
コロナ対策がまた振出にもどってしまった。
感染者数が増加するとコロナ0を目指そうとする。
コロナ0は無理とわかっていて努力しようとする。
2類感染症から解除されないため新規感染者数には多くの無症状者がいると思われる。
何故か無症状感染者数は公表されない。
苦しい時の神頼みではないが、ワクチンへの期待が高まっている。
ワクチン接種が始まるまでの我慢だなどと言われている。
ワクチンは感染予防効果は高くなく、重症化防止に有用なのだそうだ。
12月8日にイギリスでワクチン接種が始まったが新規感染者は増え続けている。
我が国でも新規感染者数は増加あるいは高止まりのまま推移するのではないだろうか。
ウィズコロナとはどう生活することなのかを冷静に考える時期に来ていると思う。
医師、保健所から「コロナをインフルと同じ5類指定に」という悲鳴 声を大にして言えない理由
2類感染症に関する保健所業務†
仮に当院でコロナの患者さん(軽症)が発生したとします。
解熱剤等の対症療法薬を処方し、自宅待機をお願いします。
当院の場合、コロナ発生届けを所轄の保健所にファックスします。
ファックスを受け取った保健所は患者さん本人に電話連絡して感染経路、接触者等を細かく聞き取ります。
濃厚接触者がいれば連絡して検査を受けるよう指示します。入院調整という業務もあります。大変な業務です。
12月末の東京都新規感染者数800人程度の状況で保健所長からは2類を外してほしいととの切実な訴えがありました。
昨日と今日の2000人超えの新規患者数では保健所の2類感染症対応は破綻してしまうと思えます。
2類対応できない2類感染症。
もう2類を解除するしかないと思われます。