ORCA運用例

2013-05-31 (金) 11:12:16 (1657d)

黒田医院の場合

 

複雑な二重化はせず、スタンドアローンで運用。
スタンドアローンの主サーバと予備サーバ。それにデータ置き場としてNFSで接続したデータサーバの3台構成で運用。
データサーバは無くても良い。USBメモリーで代用できる(後述)
クライアントはWindowsクライアント(WinORCA)を利用。
プリンタはLAN接続のLBP3920

ORCAサーバがトラブったらどうする?

サーバを修理してる暇はない。診療の中断は許されない。
LAN内に常時スタンバイしている予備サーバへ接続して診療を続ける。
診療終了後データサーバ(または、USBメモリー)に記録された診療データを参照して予備サーバへトラブル前の診療データを手入力する。

診療終了時の作業

ORCAデータのバックアップdumpファイルを作成してデータサーバへコピーしておく。簡単なスクリプトを作成すればよい。スクリプトの最後にshutdown -h nowと書いておけば自動でshutdownしてくれる。

診療開始前の作業。

予備サーバーへデータサーバのdumpファイルをリストアしておく。
主サーバ、予備サーバが全く同じデータとなる。

破損したORCAサーバの復旧に必要なデータは何か

診療費明細書と処方箋データだけが必要。

USBメモリーの利用

Etchではgnome(Xserver)を起動しておけば、USBメモリーを自動認識して/media/usbdiskとして自動マウントしてくれるようになった。
しかし、当院のORCAサーバではgnomeを起動していないので自動マウントができない。

# apt-get install usbmount

usbmountをインストールすることで解決した。

/etc/usbmount/usbmount.conf

を編集すると使えるようになる。usbmount.confを、

MOUNTPOINTS="/mnt/usb /media/usb0 /media/usb1 /media/usb2 /media/usb3
            /media/usb4 /media/usb5 /media/usb6 /media/usb7"
FILESYSTEMS="vfat"
MOUNTOPTIONS="sync,noexec,nodev,noatime,umask=0"
FS_MOUNTOPTIONS=""

としてみた。 MOUNTPOINTSはdefaultのままで/media/usb0で良いのだが、気分で/mnt/usbとしてみた。
MOUNTOPTIONSの末尾にumask=0を追記して、read&writeを可能にした。

# mkdir /mnt/usb

を忘れずに。

プリンタの追加(CUPS)

処方せん印刷プリンタ名LBP3920A5
診療費明細書プリンタ名LBP3920A4

として既に作成してあり、LBP3920での印刷を確認する。
印刷すると同時に/mnt/usbにpsファイルを作成する。これはbackendを作成することで実現できる。

  1. 処方せん用backend
    /usr/lib/cups/backend/shohoをエディタで作成
    #!/bin/sh
    #
    PSDIR=/mnt/usb
    FILENAME=shoho.ps
    if [ $# -eq 0 ]; then
    echo "direct shoho:/ \"Unknown\" \"shoho Writing\""
    exit 0
    fi 
    /usr/bin/pdftops $6 - >> $PSDIR/$FILENAME 
    chmod 666 $PSDIR/$FILENAME
    lp -d LBP3920A5 $6
    作成後、
    # chmod 755 /usr/lib/cups/backend/shoho
    # rm /usr/lib/cups/backend/shoho~
  2. 診療費明細書用backend
    /usr/lib/cups/backend/meisaiをエディタで作成
    #!/bin/sh
    #
    PSDIR=/mnt/usb
    FILENAME=meisai.ps
    if [ $# -eq 0 ]; then
    echo "direct meisai:/ \"Unknown\" \"meisai Writing\""
    exit 0
    fi 
    /usr/bin/pdftops $6 - >> $PSDIR/$FILENAME
    chmod 666 $PSDIR/$FILENAME
    exit 0
    lp -d LBP3920A4 $6
    作成後、
    # chmod 755 /usr/lib/cups/backend/meisai
    # rm /usr/lib/cups/backend/meisai~
# /etc/init.d/cupsys restart
http://localhost:631

でプリンタ shohoを追加する。

プリンタ名 shoho
デバイス shohoWriting
メーカ  Raw
モデル Raw Queue

meisaiも同様に

プリンタ名 meisai
デバイス meisaiWriting
メーカ  Raw
モデル Raw Queue

ORCA 出力先プリンタ割り当て情報の設定画面で、LBP3920A5をshoho、 LBP3920A4をmeisaiに変更する。

$ ps2pdf shoho.ps
$ ps2pdf meisai.ps

とするとshoho.pdf meisai.pdfができる。

 

ORCAのバックアップdumpファイルをUSBメモリーにcopyできればよいのだが、転送速度が遅すぎて巨大なdumpファイルのcopyは無理。